甲所[語句情報] » 甲所

「甲所〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

甲所の前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
泥濘」より 著者:梶井基次郎
をしているうちに友人の顔が変に遠どおしく感ぜられて来た。また自分の話が自分の思う甲所《かんどころ》をちっとも言っていないように思えてきた。相手が何かいつもの友人....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
百姓をしているから、捕われる最後まで、誰もそれを知るものがなかった男であります。甲所で盗んだ金は乙所へ隠して置き、乙所で掠《かす》めたものは丙所へ埋めて置いて、....