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「甲陽軍鑑〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

甲陽軍鑑の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
川中島合戦」より 著者:菊池寛
と、この機宜の処置とは将に崩れかかった味方に百倍の勇気を与えた。この時の有様を『甲陽軍鑑』に、 「敵味方三千七百の人数入り乱れて突いつ突かれつ伐つ伐たれつ互に具....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
一 お銀様は今、竜之助のために甲陽軍鑑の一冊を読みはじめました。 「某《それがし》は高坂弾正《かうさかだんじ....
十二支考」より 著者:南方熊楠
ル、その間数千フィートの峻坂を二度上下せにゃならぬとは、驚き入るのほかなし。 『甲陽軍鑑』一六に、馬に薬を与うるに、上戸《じょうご》の馬には酒、下戸《げこ》の馬....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
せました。 米友も、信玄と謙信とには、相当の予備知識を持っている。ことに道庵が甲陽軍鑑を楯《たて》にとって、滔々《とうとう》とやり出す川中島の合戦記には、米友....
埋もれた日本」より 著者:和辻哲郎
。 そういうことの行なわれていた間の日本人の思想的情況を知る材料として、私は『甲陽軍鑑』に非常に興味を持つのである。 この書は、それ自身の標榜するところによ....