申さく[語句情報] »
申さく
「申さく〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
申さくの前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十二支考」より 著者:南方熊楠
山深く尋ね入りたもう。道に大なる鳥あり、二つの羽折って既に死門に入る。大鳥大王に
申さく、日来《ひごろ》附き奉りたりつる梵士后を盗み奉りて逃れ侍りつるを、大王還り....
「万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
たくのではなかろう。「之」は助詞である。 ○ 寺寺の女餓鬼
申さく大神の男餓鬼賜りて其の子生まはむ 〔巻十六・三八四〇〕 池田朝臣 池田朝....
「水の女」より 著者:折口信夫
らば宜けむ。」かれ、其后の白しに随以て日足し奉るなりか)は、誰かも解かむ。」答へ
申さく、「旦波比古多々須美智能宇斯王の女、名は兄比売・弟比売、此|二女王ぞ、浄き....
「光り合ういのち」より 著者:倉田百三
て祝詞をささげたが、冒頭に、 秋山にもみぢ葉燃ゆる神無月、大神のみ前につつしみて
申さく、氏子、倉田大人、みめぐみもて、うから健かに、なりわい栄えて…… 私は冠....
「随筆 新平家」より 著者:吉川英治
税の色紙短冊を健吉画伯とすませ、早めに眠る。例の健吉氏の一筆仏画に。 熊野|巫女
申さく旅はたのしめよ 朝。この日、晴れ。 熊野三山のひとつ、那智へ向かう。烏....