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「申入れ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

申入れの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
婦系図」より 著者:泉鏡花
、スッとまたぞうろ風を入れて、でごわりまするに就いて、かような事は、余り正面から申入れまするよりと、考えることでごわりまする……と掻つまんで謂えば、自分はいまだ....
海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
られてしまった。 ◯ベルリンはあと五分の一を余すのみ。ヒムラー内相より英米へ降服申入れありしとの噂立つ。 木村毅氏の曰く「イギリスではヒットラーが昨年七月の爆....
地球盗難」より 著者:海野十三
うか。 電話の不通が直る間、ぜひ大隅学士の話を聴きたいという天文台の幹部学者の申入れがあったものだから、大隅はその席に出た。それは涼しい北向きのベランダで、冷....
少年探偵長」より 著者:海野十三
。それで、先生に少年探偵団の顧問になっていただきたいのです」少年たちの話は意外な申入れだった。 「少年探偵団だって。それはいったい、なんの目的で結成するのかね」....
断層顔」より 著者:海野十三
一読者から献金して来たんですがね、そのことについて一寸お話したいんです」 この申入れは、てきめんの効果があった。シズカ夫人はたちまち表情を一変して、得意の笑顔....
鞄らしくない鞄」より 著者:海野十三
山研究嬢も、共になんにも語らなかった。 臼井は、目賀野の指図で、もう一つの重大申入れを留守番の人々に行った。 「実は、僕はこの前からしばしばこちらへ伺って博士....
霊魂第十号の秘密」より 著者:海野十三
は、とつぜん霊魂第十号の訪問をうけ、そして肉体を半年ほど借りたいから承知をしろと申入れられた。隆夫は、それをことわった。すると隆夫は、とつぜん首をしめられ、人事....
恐竜島」より 著者:海野十三
た玉太郎たちの安否《あんぴ》をたしかめ、必要なら救助作業をしてもらいたいものだと申入れた。 「まあ、それはあとでいいよ。もっとも、君が早くそれをやりたいというの....
爆薬の花籠」より 著者:海野十三
のである。 それはメキシコ政府の好意によって、時局がら日本へ譲ってもいいという申入れがあったので、政府では大喜びで、これを受けることになった。しかしメキシコ政....
独本土上陸作戦」より 著者:海野十三
、至極簡単明瞭である。それは、ドイツに対して『わがイギリスは貴国を援助するぞ』と申入れれば、それでよろしいのじゃ」 「なんだ、それは。敵国ドイツを助ければ、わが....
宇宙尖兵」より 著者:海野十三
「リーマン博士に一刻も早く会見する機会を作ってもらいたいですなあ」 私は早速申入れた。 「はあ、そうですか。今私がお訊ねしたのは生活のことについてでしたが、....
火薬船」より 著者:海野十三
弱味は、なんにも持っていないんだ」 虎船長は、きっぱりとそういって、ノルマンの申入れをしりぞけた。このことは、早速ヤード上の信号旗によって、船長ノルマンへ通じ....
草迷宮」より 著者:泉鏡花
客僧に申談じたい儀があると謂わるる。 客は女性でござるに因って、一応|拙者から申入れる。ためにこれへ罷出た。 秋谷悪左衛門取次を致す、」 と高らかに云って....
茶屋知らず物語」より 著者:岡本かの子
は紀州光明寺の法眼と申す連れの僧、御主人も在らばお目にかかり度い」 と堅苦しく申入れました。取次ぎの女中から様子を聴いた茶屋の主人はびっくりしました。何の用事....
私の履歴書」より 著者:浅沼稲次郎
抗気分が高まったようだ。巡回で通りかかった看守に『退屈だから本を読ませてくれ』と申入れた。看守は『忙しい』と簡単に断わったが、こちらはなおもしつこく要求した。そ....