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「申兼ねる〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

申兼ねるの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
売色鴨南蛮」より 著者:泉鏡花
一 はじめ、目に着いたのは――ちと申兼ねるが、――とにかく、緋縮緬であった。その燃立つようなのに、朱で処々ぼかしの....
小春の狐」より 著者:泉鏡花
そりゃおいしい、猪の味や。」と大口を開けて笑った。――紳士淑女の方々に高い声では申兼ねるが、猪はこのあたりの方言で、……お察しに任せたい。 唄で覚えた。 薬師....
雪霊記事」より 著者:泉鏡花
いま行こうとする、志す処へ着く筈なのです。 それは、――そこは――自分の口から申兼ねる次第でありますけれども、私の大恩人――いえいえ恩人で、そして、夢にも忘れ....