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申込み
「申込み〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
申込みの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「放送された遺言」より 著者:海野十三
斯界の大家連中の浅薄な臆断である。その日のことは忘れもしない。かねての自分からの
申込みによって首都の××大学の物理学講堂で第一回の『世界崩壊接近論』の講演を行な....
「婦系図」より 著者:泉鏡花
、考えて見ると。けれども、習慣だからちっとも誰も怪まんのです。 貴下から縁談の
申込みがある。娘には、惚れてる奴が居ますから、その料簡次第で御話を取極める、と云....
「渾沌未分」より 著者:岡本かの子
ための手段なら、総てを犠牲に投げ出しもしよう。だがこの宮大工上りの五十男の滑稽な
申込みようはどうだ。 「貝原さん、子供が欲しいなんて云わずに真直ぐに私が欲しいと....
「骸骨館」より 著者:海野十三
ばせたことといったら、たいへんなものだ。少年たちだけではない、少女たちまでが参加
申込みをしてくるのだった。こわいけれど、どんな骸骨があらわれるのか、おもしろそう....
「ふしぎ国探検」より 著者:海野十三
」 「そうだ。そのとおりだ。人類をのけたすべての生物は、人類に会議をひらくことを
申込み、その会議の席でもって平等の権利を、人類にもう一度みとめさせるんだ。そして....
「火星探険」より 著者:海野十三
ちは只一つの無電装置が回復したばかりであって、とても地球からのおびただしい通信の
申込みを満足させることができなかった。 デニー博士が再びマイクの前に立って、わ....
「地軸作戦」より 著者:海野十三
から、そういう匂いがしていた。燻製の本場ものはさぞうまいことじゃろう。そっちから
申込みの仕事は、その燻製が届いてから始めるから、仕事を早く始めて貰いたかったら、....
「もくねじ」より 著者:海野十三
かしていませんよ。木田さん、この次そんなことをいうと、私はあんたに銃剣術の試合を
申込みますよ」若い男は得意だ。 「あははは。銃剣術でお前が張切っている話は聞いた....
「月世界競争探検」より 著者:押川春浪
生死を探らんその報酬として運よく探りあてたる方へは、嬢の一身を托せらるべしと嬢に
申込みたる二人の青年紳士あり。その一人は秋山男爵にして、一人は博士の遠縁に当る雲....
「鰻に呪われた男」より 著者:岡本綺堂
としていまだに不思議に感じられますのは、前に申上げた通り、わたくしが初めて縁談の
申込みを受けました当夜に、いやな夢をみましたことで……。こんなお話をいたしますと....
「勧善懲悪」より 著者:織田作之助
便屋がこぼすくらい照会の封書や葉書が来た。 早速丹造は返事を出して曰く、――御
申込みにより、貴殿を川那子商会支店長に任命する。ついては身元保証金として、金六百....
「瘠我慢の説」より 著者:石河幹明
かかる事柄は固より行わるべきに非ず。その事の知れ渡るや各国公使は異口同音に異議を
申込みたるその中にも、和蘭公使のごときもっとも強硬にして、現に瓜哇には蘭王の料地....
「瘤」より 著者:犬田卯
も、聞けばそういうのが例年のやり方だったともいう)そこで彼は本式に質問し、修正を
申込みたいことを助役へ申出ておいたのである。 席につくと村長は大きな瘤をさらに....
「娘」より 著者:岡本かの子
からの強い力に追われて行く――この追い方は只事では無い。愛の手の差し延べ、結婚の
申込みでは無かろうか。カンとカンで動く水の上の作法として、このようなことも有り得....
「情鬼」より 著者:大倉燁子
確実な処からこんな情報を得たのでございます。それはある有名な家からあの人へ結婚の
申込みがあって、話は順調に進んでいる。再赴任せられる時は新夫人を伴って来られるだ....