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申達
「申達〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
申達の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
が、ジョージは外国人ですから迂濶に手が着けられません。町奉行所から外国奉行の方へ
申達して、外国係から更に外国公使へ通知するというような手続きがなかなか面倒です。....
「名人長二」より 著者:三遊亭円朝
をかけさせまして入牢と相成り、年寄へ其の趣きを届け、一通り取調べて奉行附の用人へ
申達して、吟味与力へ引渡し、下調をいたします、これが只今の予審で、それから奉行へ....
「元禄十三年」より 著者:林不忘
、お引受けしたものを――それを、とやかくいわるるなら、拙者は、これより相模守殿に
申達して――。」 吉良は、取り合わずに、さっさと歩き出していた。美濃守の声が、....
「三国志」より 著者:吉川英治
、玄徳がただすと、 「――武陽の人張翼、字は伯恭というものです」 と、侍側から
申達した。 すなわち謁を与えて、玄徳は、張翼を重く賞した。 ※城の市街は、平....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
て、生死なにかの確証でもあげぬかぎり、たんに「……わかりません」とは、都の高氏へ
申達のしようもなかった。 新田方でも同情して、八方詮議中と公に言ってはいる。だ....
「特殊部落と寺院」より 著者:喜田貞吉
うな問題が起ったものとみえる。これに対する指令は、 候。右は寺社奉行中え懸合之上
申達候。以上。 とある。これより十七年前、享和二年四月の江戸浅草本願寺輪番東坊....