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男の節句
「男の節句〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
男の節句の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
でござりまするな。女夫雛を片雛ずつ分けて持って、女の節句に祭りかわし、五月五日の
男の節句に、雛と人と二組みの女夫をめでたくこしらえ納めようというのでござりまする....
「残されたる江戸」より 著者:柴田流星
は生れてそもそもの弥生からかくして家を形づくること学ぶなるべし。 菖蒲の節句は
男の節句、矢車のカラカラと高笑いする空に真鯉、緋鯉、吹流しの翻るも勇ましく、神功....
「婦人デーとひな祭」より 著者:宮本百合子
赤面しない婦人たちがあるだろうか。メーデーには棍棒隊をくり出させて、端午は日本の
男の節句と他方を向いて色刷写真を輸出させる日本の権力を恥多いものと感じない労働者....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
の音など、いとも暢び暢びとながれていた。 考えてみると。 この日、五月五日は
男の節句であった。武家ではとくに、端午ノ節句は、おごそかにやる。 わけて義貞に....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
ている。 すすんで、備後の尾ノ道に入港したのが、五月五日のひるだった。 「――
男の節句」 と、尊氏は知っていた。 「酒|酌もう。重五の祝いだ、土地の美酒を酌....