男冥利[語句情報] » 男冥利

「男冥利〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

男冥利の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
天主閣の音」より 著者:国枝史郎
の器量を見込んで頼むのだ。お前でなければ出来ない仕事だ」 「見込まれたとあっては男冥利、ようがす、ウントコサ頼まれましょう。……で、お頼みと仰有るは?」 「うむ....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
れに花を作らせて楽しむという生涯。男と生れたからには、この光源氏の君のようなのが男冥利《おとこみょうり》の頂上だと、浅吉は、羨《うらや》ましくなりました。そこで....
丹下左膳」より 著者:林不忘
る! 先生のひとり娘、曙小町の弥生様が賭競《かけど》りに出ているのだ。なんという男冥利、一同こころひそかに弓矢八幡と出雲の神をいっしょに念じて、物凄い気合いをた....
名人地獄」より 著者:国枝史郎
でございます?」「なぜといってそうではないか、女郎屋の亭主から謝絶られたのだ」「男冥利でございますよ」「おれもそう思って諦めている」「それが一番ようございます。....