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男君
「男君〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
男君の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
二月二十七日 ◯いやに暖し。 ◯朝、千代ちゃん来る。 ◯おひる頃に橋本茂助氏と三
男君来宅。炭をもって来て下さる。哲男の熱、少し下がりし由。シズエさんの婚礼は十二....
「母子叙情」より 著者:岡本かの子
か、そうかははは……。だけどお蔭で君の一郎熱が近頃余程緩和されてたね。なあに規矩
男君にも時々逢うさ。そして一郎熱を緩和しながら、君ももうすこし落着いて仕事にかか....
「空襲警報」より 著者:海野十三
ってから、もう三日目、いよいよお天気が定まって本当の真夏になったのだ。 「オイ旗
男君。沖を向いて、一体|誰に敬礼しているんだい」 後から思いがけない声が旗男に....
「水の女」より 著者:折口信夫
としているのである。学校の私の講義のそれに触れた部分から、おし拡げた案が、向山武
男君によって提出せられた。それによると、衣通媛の兄媛なる允恭の妃の、水盤の冷さを....
「山の神殺人」より 著者:坂口安吾
安委員ともあろう人が」 小野の語気が荒立つので、署長が制した。 「小野君は不二
男君の事件を担当しているので、情がうつっているんですよ。商売熱心で、とかくムキに....
「心霊殺人事件」より 著者:坂口安吾
やってしまった。このへマがなければ奴はつかまらなかったね。身替りにつかまるのは辰
男君だったかも知れないよ。危いところさ。私も一時は辰
男君以外に犯人はないように思....
「「ケット」と「マット」」より 著者:喜田貞吉
れた為であろう。 山人の伝説は各地に伝えられている。それについてはかつて柳田國
男君の精細な研究が発表せられた事があり、自分もかつて鬼筋に関連して民族と歴史の誌....
「くぐつ名義考」より 著者:喜田貞吉
、それも文字の解釈のみで、またクグツの語には及んでいないのである。 先年柳田國
男君は、川村杳樹の名を以てその巫女考を郷土研究の誌上に連載せられ、その第十一「筬....
「炭焼長者譚」より 著者:喜田貞吉
東京朝日新聞の初刷に客員柳田國
男君の炭焼長者譚という面白い読物の第一回が出ていた。奥羽地方に伝わっている炭焼藤....
「憑き物系統に関する民族的研究」より 著者:喜田貞吉
、問題の牛蒡種は護法胤ではあるまいかと思うのである。 土俗の学に堪能なる柳田國
男君はかつて郷土研究(二の六、四一頁)に護法童子の事を論じて、作陽志から美作の修....
「手長と足長」より 著者:喜田貞吉
居の事なり」と解しているが、共にこれを手長という理由に至っては説いてない。柳田國
男君の郷土研究(二巻二号)には、 手長の意味は主公自ら手を延ばして物を調べると同....
「間人考」より 著者:喜田貞吉
訓読して或いはナカマ(文字に中間・仲間・半間など書く)という。郷土研究所載柳田國
男君の「鉢叩きと其の杖」の文中に、広島県特殊部落|調を引いて、 広島県阿佐郡○○....
「オシラ神に関する二三の臆説」より 著者:喜田貞吉
ことを光栄とする。たまたまこれと時を同じゅうして、わが郷土研究界の権威なる柳田國
男君が、「オシラ神の話」と題する興味深い一文を文藝春秋の九月号に発表せられた。け....
「編輯雑感」より 著者:喜田貞吉
的研究を述べた事があった。この時この方面の研究には確かに自分よりも先輩たる柳田國
男君から、有益なる注意を賜わったり、からかわれたりした事を記憶する。今や不十分な....
「俗法師考」より 著者:喜田貞吉
斯道において先輩たる柳田國
男君が、かつてその経営に係わる『郷土研究』の誌上において、「毛坊主考」(大正三―....