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男嫌い
「男嫌い〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
男嫌いの前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「真景累ヶ淵」より 著者:三遊亭円朝
宜《い》い、実に堅い人だ、と云うので大家《たいけ》の娘も稽古に参ります。すると、
男嫌いで堅いと云うから、男は来そうもないものでございますが、堅い師匠だと云うと、....
「押絵の奇蹟」より 著者:夢野久作
おられるのですよ、新太郎君は女嫌いと西洋音楽嫌いで有名な人なんですからね。それが
男嫌いで通っている、貴女《あなた》の演奏をききに来て、あなたの番が済むとサッサと....
「黒白ストーリー」より 著者:杉山萠円
のあとを見送って眼を丸くし合った。 凄い腕だな…… 驚いた…… あの
男嫌いが…… 万平と徳市は星野家で晩餐の御馳走になった。 万平は帰りともなが....
「孤独者の愛」より 著者:豊島与志雄
男嫌いだと言われる女もあれば、女嫌いだと言われる男もある。女嫌いの男に対して、天....
「血曼陀羅紙帳武士」より 著者:国枝史郎
しいものは、妾にとっては、遠い昔の物語! ……真実の人間に復活ろうと、久しい間、
男嫌いで通して来たものを! ……恋? それも邪まの恋? ……何んの何んの頼母様は....
「地上」より 著者:島田清次郎
ないわ」 「いいさね、しかたがないからくじ引きして負けたものが損なのさ。そんなに
男嫌いばかりでもなさそうじゃないかね。おほほほほ」 「でもいくら男好きでもこんな....
「おせん」より 著者:邦枝完二
から、口をはさましてもらったのさ。知らなきゃいって聞かせるが、笠森のおせん坊は、
男嫌いで通っているんだ。今さらお前さんとこの太夫が、金鋲を打った駕籠で迎えに来よ....
「冒した者」より 著者:三好十郎
めんごめん。しかしね、なんだよお柳さん、どうもなんだなあ、もしかすると、あんたの
男嫌いと言うやつも、そいつから来ているのかな。 柳子 ホホ、男は嫌いじゃありませ....
「俗臭」より 著者:織田作之助
屡々病気の口実を以て、彼を避ける、のは未だ我慢出来るとして、(何故なら彼女も全然
男嫌いではないのだから――)時々約束の手渡し以外にせびるのだ。この暮にも、姫路に....