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男松
「男松〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
男松の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「阿部一族」より 著者:森鴎外
。京都妙心寺出身の大淵和尚《たいえんおしょう》の弟子になって宗玄といっている。三
男松之助は細川家に旧縁のある長岡氏に養われている。四男勝千代は家臣南条|大膳《だ....
「風流仏」より 著者:幸田露伴
ロリン、チャンと済して貰い度しと無慈悲の借金取めが朝に晩にの掛合、返答も力|無や
男松を離れし姫蔦の、斯も世の風に嬲らるゝ者かと俯きて、横眼に交張りの、袋戸に広重....
「一九二七年春より」より 著者:宮本百合子
配になって居ります これからずーっと上りになります」 「ふーむ、ずーっとね」その
男松川やの細君の手真似をする――手をずーっととあげて。やがて、ギーアをかえ爆音つ....
「霊界通信 小桜姫物語」より 著者:浅野和三郎
上げて置くことにいたしましょう。 梅の精の次ぎに私が目をとめたのは、松の精で、
男松は男の姿、女松は女の姿、どちらも中年者でございました。梅の精よりかも遥かに威....
「宮本武蔵」より 著者:吉川英治
下にいるがよい」 この辺はもう本丸の玄関に近い前栽らしく、所々に、枝ぶりのよい
男松が這っていて篩にかけたような敷き砂が光っていた。 武蔵にいわれて、城太郎は....
「宮本武蔵」より 著者:吉川英治
の川の流れに沿ってしばらく行くと、左の方へ登りになる。そこの三叉道から、巨きな女
男松のある方を望んでゆけ」 「また、狐に憑かれないように」 と、お通は危ぶむ。....
「鳴門秘帖」より 著者:吉川英治
れて川口までは櫓櫂なしだが、難波橋をくぐり堂島川を下って、いよいよ阿州屋敷の女松
男松、水見|櫓の赤い灯、お船蔵の石垣などが右岸に見えだしてきたころも、果たして何....