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男舞
「男舞〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
男舞の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「梅津只円翁伝」より 著者:杉山萠円
ないと云って十遍ばかり遣り直させられてスッカリ涙ぐんだあとで、利彦氏が同じ稽古(
男舞)で又やり直し十数回の後、とうとう突飛ばされてしまったのを見て、「出来ないの....
「明治美人伝」より 著者:長谷川時雨
、その頃としては実に珍らしい大形の立鏡《たてかがみ》を贈られたりした。彼女は今様
男舞《いまようおとこまい》を呼びものにしていた。緋《ひ》の袴《はかま》に水干立烏....
「明治大正美人追憶」より 著者:長谷川時雨
《つづ》っている。お倉は新宿の遊女、今紫は大籬《おおまがき》の花魁《おいらん》、
男舞で名をあげ、吉原太夫《よしわらだゆう》の最後の嬌名《きょうめい》をとどめたが....
「旧聞日本橋」より 著者:長谷川時雨
書いてある。事実その遊びぶりは大《た》いしたものであったらしい。金瓶大黒の今紫の
男舞といえば、明治もずっと末になって、今紫といった妓《こ》の晩年まで地方の劇場で....
「「平家物語」ぬきほ(言文一致訳)」より 著者:作者不詳
人が舞い始たのが始めだとか。始は水干に立烏帽子白いさやまきをさして舞ったもんで、
男舞と名づけられたので中比から刀、烏帽子をよして白い水干許りでまったので白拍子と....
「痴人と死と」より 著者:ホーフマンスタールフーゴー・フォン
衣服を纏いいる。左の胸に突込《つっこ》んだるナイフの木の柄《え》現われおる。この
男舞台の真中《まんなか》に立ち留まり主人に向いて語る。) 男。はあ。君はまだこの....