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男鹿
「男鹿〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
男鹿の前後の文節・文章を表示しています。該当する13件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「煩悩秘文書」より 著者:林不忘
ありまして、今、宿の者に命じてその笠を取り寄せましたので――。」 女鹿
男鹿 それから数刻の後。 膳部を下げた藤屋の二階には、江戸ものには珍しい丸行....
「めでたき風景」より 著者:小出楢重
簡単さに驚いた。春日神社へ行くと安産のお守を売っているがなるほどと私は感づいた。
男鹿がその威力を現すのは何といっても秋の交尾期だ。夜も昼も森の中で彼は叫び通して....
「大切な雰囲気」より 著者:小出楢重
日々清透の度を加え、颱風が動き出す。春日の森にひぐらしが私の汗をなお更誘惑する。
男鹿はそろそろ昂奮して走るべく身がまえをする。そして漸く奈良の杉と雑木の濃緑の一....
「源氏物語」より 著者:紫式部
のお仕事にあそばし、御自邸の庭にも春の花は梅を主にして、秋は人の愛する女郎花、小
男鹿のつまにする萩の花などはお顧みにならずに、不老の菊、衰えてゆく藤袴、見ばえの....
「曙覧の歌」より 著者:正岡子規
わかれまつりし身のうさは面《おも》だに母を知らぬなりけり 古書を読みて 真
男鹿《まおしか》の肩焼く占《うら》にうらとひて事あきらめし神代をぞ思ふ 筑紫....
「雪代山女魚」より 著者:佐藤垢石
や岩魚が多い。 鬼怒川温泉の上流新藤原で電車を降り、川治温泉で鬼怒川と分かれる
男鹿川をたどり、会津境の中三依に至れば、山女魚が相混じって鈎に掛かる。さらに不動....
「香熊」より 著者:佐藤垢石
もさきにも、こんな恐ろしい目にあったことはないのである。 野州鬼怒川の支流に、
男鹿川というのがある。そのまた支流に、湯西川と称する渓流があって、これは会津境の....
「水の遍路」より 著者:佐藤垢石
州へも、足を重ねた。 那珂川の上流、箒川、荒川などで鮎を釣った。鬼怒川の本流、
男鹿川、湯西川、三依川、土呂部川の岩魚と山女魚の姿は大きい。古峯ヶ原の大芦川は幽....
「古事記」より 著者:太安万侶
ている玉の緒の珠を作らしめ、アメノコヤネの命とフトダマの命とを呼んで天のカグ山の
男鹿《おじか》の肩骨をそつくり拔いて來て、天のカグ山のハハカの木を取つてその鹿《....
「野草雑記・野鳥雑記」より 著者:柳田国男
鹿角郡 サシドロ 南秋田郡 サセドリ(トゴエ) 同郡
男鹿半島 サスドリ 羽後亀田 サスガラ 由利郡|笹子 サ....
「野草雑記・野鳥雑記」より 著者:柳田国男
分で啼き始めたものと思う。名古屋の近くの人はこの鳥を、ホクロクという。秋田県でも
男鹿半島ではフクログと呼んでいる。何かそれ相応の文句があったのであろうが、私はま....
「日本の伝説」より 著者:柳田国男
、必ず弟の眼に中るといって、永く弓矢のわざをやめていたそうであります。 羽後の
男鹿半島では、北浦の山王様の神主竹内丹後の家に、先祖七代までの間、代々片目であっ....
「年中行事覚書」より 著者:柳田国男
いから自分はそう思う。 それから今一つ重要だと思うことは、同じ南秋田のうちでも
男鹿半島まで行くと、すでにネブリ流しの期日が異なっていることである。たとえば八郎....