町木戸[語句情報] »
町木戸
「町木戸〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
町木戸の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
内規があって、浪士数名が江戸|金吹町の唐物店へ押しかけたと考えて見たまえ。前後の
町木戸を閉めて置いて、その唐物店で六連発の短銃を奪ったそうだ。それから君、幕府の....
「雪之丞変化」より 著者:三上於菟吉
ったと見え、どろろんどろろんと、陰にこもった太鼓の響きが、遠く近く、聞えて来る。
町木戸の閉《とざ》される合図だ。
捕り方の方では、その響きを聞いて、ほっと気が....
「顎十郎捕物帳」より 著者:久生十蘭
。 麻布善福寺《あざぶぜんぷくじ》のヒュースケン襲撃事件があって以来、にわかに
町木戸がふやされ、暮六ツを合図に木戸をとざし、それ以後の通行はいちいち記帳される....
「江戸芸術論」より 著者:永井荷風
景図は当時|浮絵《うきえ》と呼びしものなり。余は奥村政信が堺町《さかいちょう》の
町木戸《まちきど》より片側《かたかわ》には中村座片側には人形芝居|辰松座《たつま....