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町間
「町間〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
町間の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「金魚撩乱」より 著者:岡本かの子
。それではいいわ。榎木町で」 赤坂|山王下の寛濶な賑やかさでもなく、六本木|葵
町間の引締った賑やかさでもなく、この両大通りを斜に縫って、たいして大きい間口の店....
「指」より 著者:佐左木俊郎
犯人は食指の無い男 二十日午後七時三十分、桜木町発東京行省線電車が新橋有楽
町間を進行中、鼠色の鳥打を冠り、薄茶の夏外套を纏った四十前後の男が乗客婦人のオペ....
「旧聞日本橋」より 著者:長谷川時雨
あるゆえか、大伝馬町、油町、田所町、長谷川町、富沢町と横筋にも大問屋を持つ五、六
町間の一角だけがことに堅気な竪筋なので、住吉《すみよし》町、和泉《いずみ》町、浪....
「二等車に乗る男」より 著者:豊島与志雄
空想に耽ったばかりに、大事な機会を遁してしまいました。 それ以来私は、東京桜木
町間の電車には、どんなに懐の淋しい折でも、必ず二等に乗ることにしています。 高....
「遠野物語」より 著者:柳田国男
友たつ ○出羽の字もじつは不明なり。 一 まゐり来てこのけんだん様を見申せや、御
町間中にはたを立前 一 まいは立町油町 一 けんだん殿は二かい座敷に昼寝すて、銭....