画仙紙[語句情報] »
画仙紙
「画仙紙〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
画仙紙の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
喜んで、自分の居間として貸して貰った離れ座敷を画室として、ここでゆっくりと絵絹や
画仙紙をひろげることになると、伝兵衛も自分の家の屏風や掛物は勿論、心安い人々をそ....
「黴」より 著者:徳田秋声
りに沈んで来ると、衆は次の室へ引き揚げた。来合わせていた某の画家が、そこにあった
画仙紙などを拡げて、とぼけた漫画の筆を揮った。先生や皆の似顔なども描かれた。俳句....
「南さんの恋人」より 著者:豊島与志雄
味の中心だった。 然るに、女中は洗濯をしており、正夫は縁側にねころんで色鉛筆で
画仙紙をぬりたくっており、そして当の山根さんは、茶の間の長火鉢の前に、いつもの通....
「次郎物語」より 著者:下村湖人
には、三人はもう、そのふう変りな槇の立木の門をくぐっていた。 運平老は、座敷に
画仙紙をひろげて、絵を描いているところだったが、恭一と次郎とが挨拶に行くと、老眼....