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画家
「画家〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
画家の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「玄鶴山房」より 著者:芥川竜之介
る庭木などはどの家よりも数奇《すき》を凝らしていた。
この家の主人、堀越玄鶴は
画家としても多少は知られていた。しかし資産を作ったのはゴム印の特許を受けた為だっ....
「河童」より 著者:芥川竜之介
》へ遊びにゆきました。超人倶楽部に集まってくるのは詩人、小説家、戯曲家、批評家、
画家、音楽家、彫刻家、芸術上の素人《しろうと》等です。しかしいずれも超人です。彼....
「彼 第二」より 著者:芥川竜之介
くち》飲み、もう一度ふだんの彼自身に返った。
「僕はそんなに単純じゃない。詩人、
画家、批評家、新聞記者、……まだある。息子《むすこ》、兄、独身者《どくしんもの》....
「松江印象記」より 著者:芥川竜之介
あらゆる川の上に見いだしえたことをうれしく思う。ことにその橋の二、三が古日本の版
画家によって、しばしばその構図に利用せられた青銅の擬宝珠《ぎぼうし》をもって主要....
「Mensura Zoili」より 著者:芥川竜之介
しても思い出せない。頭の毛を、長くもじゃもじゃ生やしている所では、どうも作家とか
画家とか云う階級の一人ではないかと思われる。が、それにしては着ている茶の背広が、....
「沼地」より 著者:芥川竜之介
はいって、忘れられたように懸かっていたのである。画は確か、「沼地」とか云うので、
画家は知名の人でも何でもなかった。また画そのものも、ただ濁った水と、湿った土と、....
「路上」より 著者:芥川竜之介
して、それから、あすこにいるのは誰、ここにいるのは誰と、世間に名の知られた作家や
画家を一々俊助に教えてくれた。のみならず序《ついで》を以て、そう云う名士たちの醜....
「侏儒の言葉」より 著者:芥川竜之介
・ムアアは「我死せる自己の備忘録」の中にこう言う言葉を挟んでいる。――「偉大なる
画家は名前を入れる場所をちゃんと心得ているものである。又決して同じ所に二度と名前....
「魚河岸」より 著者:芥川竜之介
魚河岸《うおがし》の往来を歩いていた。三人の友だちとは、俳人の露柴《ろさい》、洋
画家の風中《ふうちゅう》、蒔画師《まきえし》の如丹《じょたん》、――三人とも本名....
「夢」より 著者:芥川竜之介
。いつか誰かは「色彩のある夢は不健全な証拠だ」と話していた。が、わたしの見る夢は
画家と云う職業も手伝うのか、大抵《たいてい》色彩のないことはなかった。わたしはあ....
「生まれいずる悩み」より 著者:有島武郎
れた君の手に似合わない繊細な線が描かれ始めた。 ちょうど人の肖像をかこうとする
画家が、その人の耳目鼻口をそれぞれ綿密に観察するように、君は山の一つの皺一つの襞....
「追憶」より 著者:芥川竜之介
いっていたころには海軍将校になるつもりだった。が、小学校へはいったころからいつか
画家志願に変っていた。僕の叔母は狩野勝玉という芳崖の乙弟子に縁づいていた。僕の叔....
「霊界通信 小桜姫物語」より 著者:浅野和三郎
高級の自然霊を指している場合もありますが、しかしちょいちょい病床に現われたとか、
画家の眼に映ったとかいうのは、大てい女性化した天狗さんのようでございます。 大....
「近藤浩一路氏」より 著者:芥川竜之介
近藤浩一路氏 芥川龍之介 近藤君は漫
画家として有名であった。今は正道を踏んだ日本
画家としても有名である。 が、これ....
「ファラデーの伝」より 著者:愛知敬一
上の事で脱走して来た人達が泊まることもあった。その頃には、マスケリーという著名な
画家がおった。ナポレオンの肖像を画いたこともある人で、フランスの政変のため逃げて....