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「界面〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

界面の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
日常身辺の物理的諸問題」より 著者:寺田寅彦
うしてその皮膜が厚い時もありまた薄い時もあり、その上をぬらしている水と皮膜との境界面の分子構造もまた時により一様でないかもしれない。それでさしあたり行なってみた....
鐘に釁る」より 著者:寺田寅彦
しての oiliness は、ある学者の説では炭水素連鎖の屈撓性、あるいは連鎖が界面に横臥しうる性質と関連しているとのことであるが、現在の場合でも連鎖が屈伸自在....
連句雑俎」より 著者:寺田寅彦
の二つの個体自身の別々の価値のみならず、むしろ個体と個体との接触によって生ずる「界面現象」といったようなものが最も重要な価値をもつものになるのである。そうしてこ....
自由画稿」より 著者:寺田寅彦
である。これはこれらの物質がその周囲の空気と光学的密度を異にしているためにその境界面で光線を反射し屈折するからであって、たとえその物質中を通過する間に光のエネル....
海陸風と夕なぎ」より 著者:寺田寅彦
すでによく知られた事実である。 上層と下層とで風向きが反対になる。この二層の境界面の高さは、場合により時刻によっていろいろになるわけであるが、通例海面から数百....
猫の穴掘り」より 著者:寺田寅彦
か、ないしは人間の頭の適応性があまりに遅鈍であり過ぎるか、とにかくそのために接触界面の現象として色々な異常現象が頻出するかと思われるふしも少なくないようである。....
人工心臓」より 著者:小酒井不木
ように生物のような運動をするかと申しますと、すべて液体は、外物と触れて居るその境界面に一種の力をあらわすもので、通常これを表面張力と申して居ります。液体の内部で....