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「留書〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

留書の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
十二支考」より 著者:南方熊楠
ど、古支那の諫鼓、撃鐘が冤を訴うるに実用あったは、当時支那に遊んで目撃した外人の留書《とめがき》で判る事上述のごとく、決して形式的でなかった。 概説 ....
娘煙術師」より 著者:国枝史郎
の徳大寺卿で、一人は公卿|武士の清左衛門であった。 「これこそ大切の巻き奉書だ、留書き奉書といってもよい。大先生へお渡しするよう」 「かしこまりましてござります....
八犬伝談余」より 著者:内田魯庵
し旧い家には大抵お祖父さんか曾祖父さんとかの写本があった。これがまた定って当時の留書とかお触とか、でなければ大衆物即ち何とか実録や著名の戯作の抜写しであった。無....
特殊部落の言語」より 著者:喜田貞吉
ろである。浪人をドウニンと云ったり、雑誌をダッシと云ったりなどする。六条村年寄の留書を見ると、辻子の事をよく「るし」と仮名書きしてある。斬罪役」の句に至って、「....
エタ源流考」より 著者:喜田貞吉
の二人が領主の命により、京都へ上って、従来の振合いを問い合せに来た。六条村年寄の留書に 今度備後国茶筅共と、我々共触方の義に付、出入に罷成り、則御地頭様より之福....