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略叙
「略叙〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
略叙の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十二支考」より 著者:南方熊楠
出た柳田氏の『山の人生』二〇章に、予の書翰《しょかん》に由って上述インドの事例を
略叙し、「この種の出来事は必ず昔からであろうが、これに基づいて狼を霊物とした信仰....
「近時政論考」より 著者:陸羯南
』紙上において「日本近世の憲法」を草し、もっていささか維新以来政府の立法的変遷を
略叙せり、今や議会まさに開け民間人士の実地に運動せんとするに際し、この編を草して....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
るのですが、まずその前に、如何様《いかよう》に人心が動揺し出したかという径路から
略叙しなければならぬ。 草津の辻の評判の晒《さら》しが、一夜で消えてしまった以....
「賤民概説」より 著者:喜田貞吉
けだし少からぬことであろう。今はただ過去における落伍者の動きの大要をかいつまんで
略叙するに止め、その詳細なる発表は、さらに他日の機会を待つことにする。....