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「略解〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

略解の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
婦系図」より 著者:泉鏡花
わけはないが、自分の親を、その年紀で、友達の前で、呼ぶに母様をもってするのでも大略解る。酒に酔わずにアルコオルに中毒るような人物で。 年紀は二十七。従五位|勲....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
今日の万葉集はすべてこれを底本《ていほん》にしているが、普通には千蔭《ちかげ》の略解本《りゃくげぼん》が用いられている、よほど好書家でないとこれを持っていない」....
万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
葉集僻案抄」 考…………賀茂真淵「万葉考」 槻落葉……荒木田久老「万葉考槻落葉」略解………橘千蔭「万葉集略解」 燈…………富士谷御杖「万葉集燈」 攷證………岸本....
名人地獄」より 著者:国枝史郎
いた平八は、思わずこの時膝を打った。「やれ有難い、いい事を聞いた。これで事情が大略解った。ははあなるほどそうであったか。鼓賊と呼ばれるその泥棒が、少納言の鼓を奪....
植物一日一題」より 著者:牧野富太郎
登、伊毛我麻都良牟月者倍爾都追)である。 橘千蔭《たちばなちかげ》の『万葉集|略解《りゃくげ》』に「なはのりは今長のりといふ有それか」とあるが、このナガノリと....
妖怪学」より 著者:井上円了
心理学講義の一部分とみなすべし。 今、妖怪学を講述するに当たり、まずその意義を略解せざるべからず。余のいわゆる妖怪とは、いたって広き意味を有し、一切、妖怪不思....