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番線
「番線〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
番線の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「土曜夫人」より 著者:織田作之助
、はじめてほっとした。が、さすがに不安は残り、キョロキョロうしろをみていると、十
番線のホームで大阪仕立ての東京行き急行列車の二等に乗ろうとしている三十過ぎの男の....
「赤外線男」より 著者:海野十三
。 ところは大東京で一番乗り降りの客の多いといわれる新宿駅の、品川方面ゆきの六
番線プラットホームで、一つの事件が発生した。 それは丁度午前十時半ごろだった。....
「気狂い機関車」より 著者:大阪圭吉
切って直に殺人の現場へ案内された。 其処はW駅の西端に寄って、下り本線と下り一
番線との線路に狭まれて大きな赤黒い鉄製の給水タンクが立っている薄暗い路面であるが....
「暗号の役割」より 著者:海野十三
オーバー、猫背で、茶色の色眼鏡をかけた袋猫々は、黒い旅行鞄と灰色の毛布をもって四
番線の九六列車に乗込みました。列車は午後十時一分発車しました。袋猫々はしきりに林....
「青年の生きる道」より 著者:宮本百合子
会の土台がどこにあるか。三角というものは尖った小さい先で立っているか、それとも一
番線の長い広いところを土台として立っているか。三角を尖った先で立てることは人間が....
「岡ふぐ談」より 著者:佐藤垢石
り歩くわけにはいくまいな。 そこで、わが輩が考案したのは、締め縄だ。針金の十八
番線ほどのものの一方を輪にして、それを竹垣の内側の破れ目へ、吊るして置くのだ。す....
「四つの都」より 著者:織田作之助
原。五分間停車、北陸線乗換え、敦賀、直江津、新潟方面行の方は右の階段を登って、三
番線の列車にお乗換え願います、乗換時間は十七分、十六時五十分発二三等急行東京行き....