番頭新造[語句情報] » 番頭新造

「番頭新造〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

番頭新造の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
籠釣瓶」より 著者:岡本綺堂
「いいえ、わたしが見てきいんしょう」 浮橋は自分で兵庫屋へ引っ返して行った。番頭新造《ばんとうしんぞう》の掛橋《かけはし》に訊くと、花魁は急に癪が起ったので....
箕輪心中」より 著者:岡本綺堂
大事に思う人情と商売上の意気張りとで、たがいに負けず劣らずに言い争っているので、番頭新造《ばんとうしんぞう》の手にも負えなくなって来た。駿河屋の女中は自分の方の....
白くれない」より 著者:夢野久作
立てられしもの也。又、初花の右なる男は初花楼の楼主。左なる二人の女は同楼の鴇手と番頭新造にして、何れも初花の罪を庇ひし科によりて初花と同罪せられしものなりと云ふ....
細木香以」より 著者:森鴎外
、江戸桜清水清玄と云う狂言が演ぜられた。場面は仲の町引手茶屋の前である。源之助の番頭新造が吉六の俳諧師東栄の胸倉を取っている。これは東栄が所謂性悪をして、新造花....
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)」より 著者:三遊亭円朝
花魁でないか大概分りそうなものざいますね」 伊「合槌を打って旨く云ってる、花魁と番頭新造は極って居るぜ」 番新「あゝいう事を云うんだもの、本当におまはんは花魁殺....