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「異事〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

異事の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
地球発狂事件」より 著者:海野十三
きニュースを受取った。それはワーナー調査団一行の遭難事件と、大西洋海底における怪異事件に関するものであった。 臨時放送ニュース、それから号外。このおどろくべき....
吉原新話」より 著者:泉鏡花
獄の火でも呼ばぬ事には、明るくしてかて、殿たちの目に、何が見えよう。……見えたら異事じゃぞよ、異事じゃぞよ、の。見えぬで僥倖いの、……一目見たら、やあ、殿、殿た....
中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
忽ちに泉が涌き出して池となった。金龍池の名はこれから起ったのである。 発塚異事 三国の呉の孫休のときに、一人の戍将が広陵を守っていたが、城の修繕をするた....
十二支考」より 著者:南方熊楠
も男女いずれと別らぬ者充満し、対角線を引いたごとく入り乱れて行なうから奇々怪々の異事最も多い。したがって艱難《かんなん》は発明の母ともいうが、男装女子や女装男子....
山越しの阿弥陀像の画因」より 著者:折口信夫
迦三尊においても、阿弥陀像の場合のように、やはり拝まれた場合の印象が、そうした特異事情を醸し出したのではなかろうか。即、目眩く如く、三尊の光転旋して直視すること....
私本太平記」より 著者:吉川英治
もあれ、余りな御帰館の遅さに、お迎えに来てみれば、果たして、なにか華雲殿の御宴に異事があった様子。兄上はいかがなされたでしょうか。兄はまだ御前からお退がりではな....