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異味
「異味〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
異味の前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「開扉一妖帖」より 著者:泉鏡花
鯨をも吸寄すべき、恐るべき、どろどろの膏薬の、おはぐろ溝へ、黄袋の唾をしたような
異味を、べろりべろり、と嘗めては、ちびりと飲む。塩辛いきれの熟柿の口で、「なむ、....
「都会の幽気」より 著者:豊島与志雄
あり、山林田野には山林田野の幽気がある。然しそれらの幽気はみな、人間離れのした怪
異味を有するものであるが、ただ都会の幽気だけは、どこまでも人間的であり、人間の匂....