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異宗
「異宗〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
異宗の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
どうなろう。そのことがすでに彼には耐えられなかった。そういう彼とても、ただ漫然と
異宗教の蔓延を憂いているというではない。もともと切支丹宗取り扱いの困難は織田信長....
「愛と認識との出発」より 著者:倉田百三
持ちには、愛の或る真理が含まれている。日蓮も愛のために、親にそむき、師にそむき、
異宗と闘った。彼は『法華経』を信じなければ、親も師もことごとく地獄に堕つると信じ....
「鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
そんな事も余りにせないで、特別の掛員さえ設けてなかった。そこで俄に私へ学校係の外
異宗徒取扱係という兼務を命ぜられた。そうして、権少属の和田昌孝氏史生の伊佐庭如夫....
「学問の独立」より 著者:福沢諭吉
あたかも政談を談ぜざるの政党たるべきのみ。 元来政治の主義・針路を殊にするは、
異宗旨の如きものにして、たとえば今、法華宗《ほっけしゅう》の僧侶が衆人に向いて、....
「二葉亭四迷の一生」より 著者:内田魯庵
根が同文同種同宗教の兄弟国だから、率となれば平時の葛藤を忘れて共通の敵たる異人種
異宗教の国に相結んで衝るは当然あり得べき事だ」と、人種競争の避くべからざる所以を....