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異常性
「異常性〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
異常性の前後の文節・文章を表示しています。該当する12件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「地球発狂事件」より 著者:海野十三
った。 「伝播速度だけの異常ではない。その他、波動法則にも普通の地震に見られない
異常性が認められる。殊に合点のいかないのは、それに続くべき余震らしいものが発見で....
「赤外線男」より 著者:海野十三
だ。 そこへ、もう一人の女性、白丘ダリアという女がいけなかった。これは先天的に
異常性を備えた人間だった。左の眼と、右の眼と、視る物の色が大変違うなんて、ほんの....
「ニイチェに就いての雑感」より 著者:萩原朔太郎
た人間である。僕がポオやドストイェフスキイに牽引されるのも、つまりは彼等の中に、
異常性格者的なデカダンスがあるために外ならない。僕のやうな人間が、もし自然のまま....
「文学における古いもの・新しいもの」より 著者:宮本百合子
い浮ぶただ一つは、島木氏のように新しく文学の仕事をはじめた階級人でさえも、題材の
異常性にかかわらず文学の手法としては、リアリズムにしてもどちらかといえば古いタイ....
「昭和の十四年間」より 著者:宮本百合子
にも時代的な所産であった。作品の中で人間性の濃度を高めるためにこの作者は意企的に
異常性格を持った嘉門とその妻松子、娘息子をとり来って、殆どグロテスクな転落の絵図....
「婦人と文学」より 著者:宮本百合子
を「塵の中」とつけた、全くそのようにしか云いようのない環境のみじめさ、いやしさ、
異常性のなかで、勤労の清潔な鋭さを次第に曇らされて行ったのだと思われる。大音寺前....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
の突嗟のことで、其には閉口ね。本当の塹壕生活ならいいが、こうして日常性とそういう
異常性とが交錯した生活はこれから益※大変でしょう。こちらの組の米、味噌、マッチ類....
「江口渙氏の事」より 著者:芥川竜之介
現れていると思う。が、江口の人間的興味の後には、屡如何にしても健全とは呼び得ない
異常性が富んでいる。これは菊池が先月の文章世界で指摘しているから、今更繰返す必要....
「この握りめし」より 著者:岸田国士
序を紊る何ものかゞひそかに含まれていないでもない。思想的偏向か、それとも、心理的
異常性か、なにはともあれ、警官として、これを公に是認することはできない。 「お話....
「フシギな女」より 著者:坂口安吾
身は決して犯罪者のタイプではない。いくらでもザラにあるタイプだね。 私は山口を
異常性格とは見ないのである。山口の本質はオールマイティを失うまいとする不安と、自....
「キド効果」より 著者:海野十三
れは異常興奮なんだ。精神異常者としての素質のあるのを物語る興奮なんだ。そして此の
異常性興奮のあるのは例の三人だけではないのだよ。興安嶺隧道殺人事件に関係のあった....
「愛読作家についての断片」より 著者:平林初之輔
いるのはこの人だけではあります。「赤い部屋」「白昼夢」等における、感覚や想像力の
異常性は、――少々奥行が乏しく、かつ仕上げのところが二つとも不自然であるが――最....