異日[語句情報] »
異日
「異日〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
異日の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「運命」より 著者:幸田露伴
せる西洋番国志を採りたるに本づく歟という。 胡※|嘗て武当の諸巌壑に游び、此山
異日必ず大に興らんといいしもの、実となってこゝに現じたる也。 建文帝は如何にせ....
「斗南先生」より 著者:中島敦
ニ、吾レ死スルノ後、速ヤカニ火化ヲ行ヒ骨灰ヲ太平洋ニ散ゼヨ。マサニ鬼雄トナツテ、
異日兵ヲ以テ吾ガ国ニ臨ムモノアラバ、神風トナツテ之ヲ禦《ふせ》グベシト。家人|謹....
「法窓夜話」より 著者:穂積陳重
法規を対照類別して、法律全図(Theatrun legale)を描き出さんことを
異日に期す。 と。後世歴史法学の始祖といえばサヴィニー、比較法学の始祖といえば....
「かくれんぼ」より 著者:斎藤緑雨
介にはならぬことだと同伴の男が頓着なく混ぜ返すほどなお逡巡みしたるがたれか知らん
異日の治兵衛はこの俊雄|今宵が色酒の浸初め鳳雛麟児は母の胎内を出でし日の仮り名に....
「将来の日本」より 著者:中江兆民
説を祖述し、さらに創意発明するところあり。よってもってわが邦《くに》の制度文物、
異日必ずまさになるべき云々の状を論ず。すこぶる精微を極め、文辞また婉宕《えんとう....
「三国志」より 著者:吉川英治
は、暗夜ひそかに、呉へ渡って、呉の孫堅へ一書を送った。 文面は、こうであった。
異日、印を奪わん為、洛陽の帰途を截ち、公を苦しめたるものは袁紹の謀事なり。今また....