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異朝
「異朝〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
異朝の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
いが、これは寺の秘仏として大切に保管されているものであるらしい。なんでも遠い昔に
異朝から渡来したもので、その胎内には更に小さい黄金仏が孕《はら》ませてあると云い....
「四条畷の戦」より 著者:菊池寛
或日、塩谷判官高貞が良馬竜馬を禁裡に献上したことがあった。天皇は之を御覧じて、
異朝は知らず我が国に、かかる俊馬の在るを聞かぬ、其の吉凶|如何と尋ねられた。側近....
「世界新秩序の原理」より 著者:西田幾多郎
義と国際連盟主義との根本的相違があるのである。 神皇正統記が大日本者神国なり、
異朝には其たぐいなしという我国の国体には、絶対の歴史的世界性が含まれて居るのであ....
「血曼陀羅紙帳武士」より 著者:国枝史郎
本は神国なり。天祖始めて基いを開き、日神長く統を伝え給う。我が国のみこの事あり。
異朝にはその類なし。このゆえに神国というなり」という、日本の国体に関する根本思想....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
天莫空勾践 時非無范蠡 と、明らかに読んでいたのは、もちろんだろう。 こんな
異朝の故事や、いちいちな辞解などは、いま宋学流行のなかにある宮廷人か、またはよほ....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
、ここには博識な方々のみ。つとに御存知と拝察しますが、このさい御一考として、かの
異朝の詩人、魏の曹植が作ったと称される“七歩の詩”を思いあわせていただければ倖せ....