畳六[語句情報] » 畳六

「畳六〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

畳六の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
彼岸過迄」より 著者:夏目漱石
揺れる気味はあるが、ほかにこれと云って非の打ちようのない綺麗《きれい》に明かな四畳六畳|二間《ふたま》つづきの室《へや》であった。その室に坐《すわ》っていると、....
みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
お麁末ながら浴室や女中部屋を建増した。其れから中一年置いて、明治四十二年の春、八畳六畳のはなれの書院を建てた。明治四十三年の夏には、八畳四畳板の間つきの客室兼物....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
たのを御存じないのですって? 離れのあったところに便所が出来、そこからつづいて八畳六畳の両椽の座敷があり、鶏舎との間に昔からのザクロや大名竹を植えた小庭があり、....
明日は天気になれ」より 著者:坂口安吾
る奴もいる。しかし、まア、とにかく病気が治って結構な話である。 伊豆の伊東で八畳六畳四畳半というたった三間の家に住んでいて、それでも寒くて仕様がなかった。 ....
顎十郎捕物帳」より 著者:久生十蘭
ばに、胡麻竹が七八本。 入口が漆喰《たたき》で、いきなり三畳。次が、五畳半に八畳六畳という妙な間取り。その奥が勝手になって、裏口から露路へ出られるようになって....