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疝気持
「疝気持〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
疝気持の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「自転車日記」より 著者:夏目漱石
ず驀地《ばくち》に前進するの義なり、去るほどにその格好《かっこう》たるやあたかも
疝気持《せんきもち》が初出《でぞめ》に梯子乗《はしごのり》を演ずるがごとく、吾な....
「倫敦消息」より 著者:夏目漱石
く這込《はいこ》んで股から腰のあたりがたまらなく冷たい時や、板張の椅子が堅くって
疝気持《せんきもち》の尻のように痛くなるときや、自分の着ている着物がぜんぜん変色....
「死の接吻」より 著者:小酒井不木
のは厭であった。阿倍仲麻呂が、たった一つ和歌を作っただけであるのに、その一つを、
疝気持ちの定家に引奪られ、後世「かるた」というものとなって、顔の黄ろい女学生の口....