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疱瘡神
「疱瘡神〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
疱瘡神の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
紙の来たのはだんななんだ。あば敬のところじゃねえ、だんなのところへ来たんですよ。
疱瘡神《ほうそうがみ》の露払いじゃあるめえし、用もねえのに、わざわざとあばたのと....
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
出ました。それは小児《こども》が牛の背中に跨《またが》って、長い槍を振りまわして
疱瘡神を退治している図で、みんな絵草紙屋の前に突っ立って、めずらしそうに口をあい....
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
も気質もすぐれて美しいお方であったが、その美しい姫様は明けて十七という今年の春、
疱瘡神に呪われて菩提所の石の下へ送られてしまった。あまりの嘆きに取りつめて母の奥....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
げる。 「天誅組というのは、このごろ流行《はや》り出した悪い貼紙《はりがみ》で、
疱瘡神《ほうそうがみ》よりもっと剣呑《けんのん》な流行神《はやりがみ》だ」 「そ....
「日本の伝説」より 著者:柳田国男
うと思います。それについてはまた二つ三つの少し新しい伝説もあります。紀州|岩出の
疱瘡神社というのは、以前は大西という旧家の支配で、守り札などもそこから出しており....
「性に関するアイヌの習俗」より 著者:河野広道
るのみでなく、その洗汁までが除魔力を有すると考えられている。 次に紹介するのは
疱瘡神がアイヌ達の陰部の洗汁や悪臭ある植物の煮汁によってへきえきして退散する有様....