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病を得
「病を得〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
病を得の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「名人長二」より 著者:三遊亭円朝
序 三遊亭圓朝子、曾て名人競と題し画工某及女優某の伝を作り、自ら之を演じて大に世の喝采を博したり。而して爾来
病を得て閑地に静養し、亦自ら話術を演ずること能わず。然れども子が斯道に心を潜むる....
「みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
知れぬ。印度洋で死んだ日本人も一人や二人では無い。知人柳房生の親戚|某神学士も、
病を得て英国から帰途印度洋で死んで、新嘉坡に葬られた。二葉亭氏も印度洋で死んで新....
「黄金風景」より 著者:太宰治
の日のいのち繋ぎ、やや文筆でもって、自活できるあてがつきはじめたと思ったとたん、
病を得た。ひとびとの情で一夏、千葉県船橋町、泥の海のすぐ近くに小さい家を借り、自....
「花物語」より 著者:寺田寅彦
にわれとわが身を削るような、憂鬱な空想にふけるようになってしまった。自分が不治の
病を得たのもこのころの事であった。 三 栗の花 三年の間下宿していた....
「庭の追憶」より 著者:寺田寅彦
りの色を見る機会はなかったのである。大学の二年から三年にあがった夏休みの帰省中に
病を得て一年間休学したが、その期間にもずっと須崎の浜へ転地していたために紅葉の盛....
「雪ちゃん」より 著者:寺田寅彦
上って上を見ると、二階に雪ちゃんが立っていてボンヤリ空を眺めていた。国へ帰って後
病を得て一年休学する事になり、友に託して荷物は親類へ預けてしまい、しばらくしての....
「レーリー卿(Lord Rayleigh)」より 著者:寺田寅彦
したと云った。 十四歳のとき Harrow に入ったが、二年級になってから胸の
病を得て退学した。生命もどうかと気遣われたが幸いに快癒したので今度は Rev. ....
「明治開化 安吾捕物」より 著者:坂口安吾
帰国のかないたるは梅之介の罪ほろぼしにや。されど難路の疲れなるべし。帰国まもなく
病を得て死せり。スミは叔母梅沢梅子に育てられ今日梅沢夢之助を名乗りて女剣劇の名花....
「時 処 人」より 著者:岸田国士
緑雨といえば明治文壇の奇才で、その「あられ酒」は私の愛読書であつたから、彼が
病を得て三年間こゝで療養生活を送つたことを聞くと、不思議な廻り合せという気もする....
「小説集「山吹の花」後記」より 著者:豊島与志雄
多かったが、これらの作品もその例にもれない。将来はどうなることやら。 最近私は
病を得て、当分静養、執筆を避けている。そのため、いろいろ考えることも多い。或るい....
「文学に現れたる東北地方の地方色」より 著者:佐左木俊郎
降る。 車通らず人行かず 見渡す野山一色に 雪を飾りて音もなく 空に綾織る雪の舞
病を得たる身にかなし。 停車場までは路三里 その半ばにて雪霽れぬ 眩ゆき聖き荘か....
「怪談綺談」より 著者:小酒井不木
たるウ氏はカイロから帰宅してみると留守中に財産の大部分が無くなっていて、間もなく
病を得て死んだ。木乃伊が英国につくなりウ氏はこれを他家に嫁入っている妹に送ったが....
「千ヶ寺詣」より 著者:北村四海
旅に上ったのであった、すると、それから余程月日も経ったが、不幸にも娘は旅の途中、
病を得て家に帰って来たが、間もなく、とうとう此度は、あの世の旅の人となってしまっ....
「深川の散歩」より 著者:永井荷風
ら尊敬していたのである。子は初め漢文を修め、そのまさに帝国大学に入ろうとした年、
病を得て学業を廃したが、数年の後、明治三十五、六年頃から学生の受験案内や講義録な....
「美食と人生」より 著者:北大路魯山人
計である。 ぜいたくだの、もったいないなど、昔の京都の家庭人のようなのは、一旦
病を得ては、名医といえども投薬のしようがなさそうである。中国人なども存外体格を具....