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病友
「病友〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
病友の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「食魔」より 著者:岡本かの子
始まる、と、すーっと病居を抜け出て、茶を飲んで来るか、喋って来るのであった。だが
病友は許さなくなった。「なんだ意気地のない。しっかり見とれ、かく成り果てるとまた....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
梶川少年は、仲間小者《ちゅうげんこもの》となる覚悟を以て、銀杏加藤の奥方を助け、
病友が要求する三カ月の期限以内に必ず目的を達して、九州へ下って相見《あいまみ》え....
「明治三十二年頃」より 著者:寺田寅彦
気がするか分らない。一つにはこれらの画家が子規と特別な親交があって、そうしてこの
病友を慰めてやりたいという友情が籠っていたであろうし、また一つには当時他に類のな....
「漱石氏と私」より 著者:高浜虚子
て句作に耽っている一座の様子を流し目に見てあまりいい心持もしなかったろうが、その
病友の病を忘れているかの如き奮闘的な態度には敬意を払っていたに相違ない。殊に漱石....
「青春の息の痕」より 著者:倉田百三
じます。むしろ鈴木龍司氏の愛のほうが深く達しているでしょう。 私はこの数日の間
病友と
病友との間に生じた争いを調停するために祈り、かつ働きました。そして氷雨の降....