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病母
「病母〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
病母の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「「我らの誌上相談」」より 著者:宮本百合子
病母と弟を抱えて お手紙拝見しました。あなたのお心持の入りまじった苦しいところ....
「窓」より 著者:鷹野つぎ
若々しい青年の面貌に、既に現実苦と取組んだ沈痛な色をうかべていた。静かで無口で、
病母を見舞うている彼れは、未だ母も己れも窮状につながれ、また共に棲む時も、さらに....
「源氏物語」より 著者:紫式部
いうように解釈して油断のあったことを源氏も深く歎《なげ》いていた。尊貴な御身は御
病母のもとにも長くはおとどまりになることができずに間もなくお帰りになるのであった....
「わが童心」より 著者:佐藤垢石
を、前橋へ使いに走らせられたことがあったのを記憶している。相生町の津久井医院へ、
病母の薬貰いであったかも知れぬ。 晩秋の夕|陽が、西の山端に近づくと、赤城の肌....
「鳴門秘帖」より 著者:吉川英治
の間から飛んできて、妙にあわてて隠したものだ。その柱へ、臨終にのぞんでいるお前の
病母は、枕へ頭をのせたまま、弱い眸を向けたようだ。そうして、あれを……という意味....
「親鸞の水脈」より 著者:吉川英治
勉強になりました。 元々、作家生活に入るなどは、夢にも思っていなかったんです。
病母弟妹を養うためにただ孜々と働いていただけなんです。それが稀※社命で親鸞という....