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痩せ浪人
「痩せ浪人〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
痩せ浪人の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「旗本退屈男」より 著者:佐々木味津三
言《ぞうごん》を吐いたばかりか、ききずてにならぬ事を言いながら、わが旗本退屈男を
痩せ浪人ででもあるかのごとくに取扱って、遠慮会釈もなくぐいぐいとうしろに押しのけ....
「丹下左膳」より 著者:林不忘
。 そして、一方では。 三方子川の漁師|六兵衛《ろくべえ》の網に、隻眼隻腕の
痩せ浪人と、青白い美男とが引っかかった――。 たいへんな獲物。 これも、人間....
「丹下左膳」より 著者:林不忘
ん》の術策をめぐらすことになったのは。
二
なんの因果で、こんな隻眼隻腕の
痩せ浪人に……と、はたの眼にはうつるだろうが、お藤の身にとっては、三|界《がい》....
「血曼陀羅紙帳武士」より 著者:国枝史郎
ぞ! 典膳めはどうした? ……俺の過去などと申して、あることないことを云い触らす
痩せ浪人! 生かしては置けぬ!」 喚きちらし、地団駄を踏む五郎蔵の心境も、苦し....
「剣侠」より 著者:国枝史郎
して見せる! 汝は何だ、え汝は? 馬の骨か牛の骨か、どこの者とも素性の知れねえ、
痩せ浪人の身分をもって『刃ノ郷』の俺らの仲間、お妻ッ娘と馴れ合ったのさえ、胸糞悪....