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「痰持〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

痰持の前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
露肆」より 著者:泉鏡花
煙草じゃ、喫んで芳ゅう、香味、口中に遍うしてしかしてそのいささかも脂が無い。私は痰持じゃが、」 と空咳を三ツばかり、小さくして、竹の鞭を袖へ引込め、 「この煙....
大岡越前」より 著者:吉川英治
ある。奥の方で、喘息もちらしい咳の声がして、 「お袖。もどったのか」 と、その痰持ちが、痰の間にいった。 お袖は、部屋をのぞいたが、坐りもしなかった。 「帰....