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痿
「痿〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
痿の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い：新字新仮名]
「十二支考」より 著者:南方熊楠
』二〇七頁）。陳蔵器曰く兎の肉を久しく食えば人の血脈を絶ち元気陽事を損じ人をして
痿黄《いおう》せしむと、果してしからば好色家は避くべき物だ。また痘瘡に可否の論が....
「薤露行」より 著者:夏目漱石
ちギニヴィアの夢の話が湧き帰る。何故《なにゆえ》とは知らず、悉《ことごと》く身は
痿《な》えて、手に持つ燭を取り落せるかと驚ろきて我に帰る。乙女はわが前に立てる人....
「山羊髯編輯長」より 著者:夢野久作
した。ナアニ、設備の立派なのに驚いたんじゃない。正面の大鏡に映った吾輩の立姿の見
痿らしいのに気が附くと、チャキチャキの江戸っ子もショゲ返らざるを得なかったのだ。....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
雷の糞と名づけ、小児の百病を除き熱をさます名薬とした。ただし久しく服すれば人を陰
痿《いんい》せしむとあるからトルーフルの正反対で、現今の様子ではこっちを奨励せに....
「カラマゾフの兄弟」より 著者:ドストエフスキーフィヨードル・ミハイロヴィチ
しのお屋敷で、何を御覧になりました？ 三人の貴婦人が坐っておりますが、一人は足｜
痿《な》えの阿呆《あほう》、もう一人は足
痿えの佝僂《せむし》、もう一人は足も達者....
「大利根の大物釣」より 著者:石井研堂
のですよ。此間、お茶屋の旦那の引懸けたのなどは、引いては縦ち、引いては縦ち、幾ら
痿やそうとしても、
痿えないでしよう。やや暫くかかって漸く抄い上げて見ると、大きな....