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「瘁〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

瘁の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
神社合祀に関する意見」より 著者:南方熊楠
世間一切の相談役という大任に当たり、国福を増進し、聖化を賛翼し奉ることに尽力|※《きょくすい》するよう御示導あらんことを為政当局に望むなり。 右は請願書のよ....
夜行巡査」より 著者:泉鏡花
にして、恕《じょ》すべき老車夫を懲罰し、憐《あわれ》むべき母と子を厳責したりし尽《じんすい》を、讃歎《さんたん》するもの無きはいかん。 (明治二十八年四月「文芸倶楽部」)....
弟子」より 著者:中島敦
ゅう》、仁義の道を抱き乱世の患に遭う。何ぞ窮すとなさんや。もしそれ、食足らず体|《つか》るるをもって窮すとなさば、君子ももとより窮す。但《ただ》、小人は窮すれ....
梅津只円翁伝」より 著者:杉山萠円
やっと朔造氏が気息を繕って顔色蒼然たるまま謡い出し、山伏舞を勤め終ったが、その焦疲労の状は見るも気の毒な位であった。 朔造氏は幕に這入ると、装束のまま楽屋の....
今日の文学の展望」より 著者:宮本百合子
の自主、我の自覚への努力がされて来ている。経済・政治の専門家が条約改正のために尽し、ちょん髷を剪《き》らせ、廃藩を行った、そのことが文化の面では、長いものには....
連環記」より 著者:幸田露伴
、佳器 時英を貫く。 よく経綸の業を展べ、旋陞る輔弼の栄。 嘉享 盛遇を忻び、尽純誠を※す。 の句がある。これでは寇準の如き立派な人を政敵にしても、永い間は勝....
世界の一環としての日本」より 著者:戸坂潤
の雄弁な哲学者大臣はいっているそうだ、「過去四カ年間ナチス政権は専ら文芸復興に尽し、芸術批評が逐次ナチスの原則に順応するのを待望した。しかし無責任な批評に対す....
再版について(『私たちの建設』)」より 著者:宮本百合子
しての姿をあらわしはじめている。日本の婦人が、人民の生活の安定と平和とのために尽しなければならない部面は日に日に多くなって来ている。 一九四七年十一月 〔一九四七年十二月〕....
ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
れ、おのが民族を向上せしめおのが民族によって世界を向上せしめんと、身をささげて尽《じんすい》し、みずから自分の身を疲憊《ひはい》さし、四方から自分自身を焼きつ....
後の業平文治」より 著者:三遊亭円朝
に……」 藤「伯母様、藤原喜代之助でござる、お萓も一緒に、分りましたか、大層おれ……」 と申しますと、病人に通じたものと見えて、「おゝ」と少し起上ろうと致....
妾の半生涯」より 著者:福田英子
《けいてい》にその意志を語りて、他日の参考に供し、自分らはひたすら国家のために尽《じんすい》せん事を誓いおりしに、図《はか》らずも妾が自活の途《みち》たる学舎....
月世界跋渉記」より 著者:江見水蔭
山本広、一人は卯山飛達といって、ともに博士の手足となって数年来この事業のために尽しているという、至極忠実なる人々だ。日本東京を出発してから十六日目、いよいよ月....
瘠我慢の説」より 著者:石河幹明
士なり。徳川の存する限りは一日にてもその事うるところに忠ならんことを勉め、鞠躬尽、終に身を以てこれに殉じたるものなり。外国の力を仮りて政府を保存せんと謀りたり....
赤坂城の謀略」より 著者:国枝史郎
誤り、今こそ朝家に弓引いておるが、一旦の恩に志を翻えし、皇家無二の忠臣として、尽せぬとも限られぬ。……正成が為んよう見て居るがよいぞ」 暁近くなった時、正成....
西航日録」より 著者:井上円了
手にか帰せん。東洋の多事、今よりますますはなはだしからん。ただ、わが同胞は鞠躬尽よく、唇ほろびて歯寒きの間に立ち、風雲を一掃して、東洋の天地に青天白日をめぐら....