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癪の種
「癪の種〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
癪の種の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「富岡先生」より 著者:国木田独歩
固、偏屈の源因であるから、忽ち青筋を立てて了って、的にしていた貴所の挙動すらも疳
癪の種となり、遂に自分で立てた目的を自分で打壊して帰国って了われたものと拙者は信....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
だ時にマッチをすり、人を起したりして、そう云うスエ子は本当にいやだけれど、この癇
癪の種が案外な処で薬用と変じるので、なかなか扱いは微妙を極めます。まして況んや万....
「怒りの虫」より 著者:豊島与志雄
欝ぎの虫、
癪の種、さまざまなものが、人間のなかに住んで、正常な感情を引っ掻きまわすと言われ....