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癪気
「癪気〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
癪気の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「真景累ヶ淵」より 著者:三遊亭円朝
羽織を着て、
按摩「宜《よろ》しゅう私《わたくし》が鍼をいたしましょう、鍼はお
癪気《しゃくき》には宜しゅうございます」
というので鍼を致しますと、
奥方「....
「青蛙堂鬼談」より 著者:岡本綺堂
も掃きよせておこうと思って、わたしは箒を持って庭へ出ると、御新造はこの雪で持病の
癪気が起ったということで、六畳の居間で炬燵にあたっていましたが、わたしの箒の音を....
「菊模様皿山奇談」より 著者:三遊亭円朝
日は船上忠平も供をして参っておったところが、急に渡邊の宅から手紙で、嬢様が少しお
癪気だと申してまいりました。嬢様の御病気を看病致すには、慣れたものが居らんければ....
「かくれんぼ」より 著者:斎藤緑雨
また吸いつけて長く吹くを傍らにおわします弗函の代表者顔へ紙幣貼った旦那殿はこれを
癪気と見て紙に包んで帰り際に残しおかれた涎の結晶ありがたくもないとすぐから取って....