発令[語句情報] » 発令

「発令〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

発令の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
旗本退屈男」より 著者:佐々木味津三
その極点に達し、妖僧|護持院隆光《ごうじいんりゅうこう》の言語道断な献言によって発令された、ご存じのあの軽蔑すべき生類憐《しょうるいあわれ》みの令が、ついに嗤《....
地球発狂事件」より 著者:海野十三
通して海上の恐ろしい惨劇に魂を奪われていたのだった。 「御尤《ごもっと》も。直ぐ発令します、ワーナー団長」 二分間ほど間をおいて、ワーナー博士のところへ司令か....
海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
、裏の田中さんから注意を二回受ける。私の見廻りもよくないわけで、これからは、警報発令とともに消してまわることにした(電球をひねる)。 ◯夜中にまた警報。起きてみ....
怪星ガン」より 著者:海野十三
ままにしておけるものか。あいつはスパイを働いているのにちがいない。あいつはさっき発令された非常事態に深い関係を持っているのだ。ね、ほら。あいつの持っていた長い筒....
超人間X号」より 著者:海野十三
は、けたたましいサイレンの音が鳴りひびいた。 ――非常警報《ひじょうけいほう》発令、非常警報発令―― 研究所にやって来た五人の少年は、恐《おそ》るべき敵のス....
宇宙尖兵」より 著者:海野十三
も一メートルはあったろう。上の部屋は、汽船でいうと船橋に相当するところであって、発令室と呼ばれ、複雑な通信機がやっぱり環状にならんで据えつけられ、艇長リーマン博....
太平洋雷撃戦隊」より 著者:海野十三
に向いた兵曹は厳格な顔付で叫びました。 「兵員一同へ艦長から重大訓令がある。直に発令所へ集合ッ!」 皆、手にしていたシャツも手紙も、素早く箱の中へ片付けると、....
空襲警報」より 著者:海野十三
令部発表第一号。ただいま、能登半島より、大井川に至る線より東の地域は、警戒警報が発令されました。直ちに警戒管制でございます。不用な灯火は消し、他の必要なる灯火は....
肝臓先生」より 著者:坂口安吾
た」 その日は艦載機が、しきりにバクゲキをくりかえしていた。空襲警報が間断なく発令されていたのである。 「よし。わかった。すぐ行ってあげるよ」 娘の肩に手を....
影のない犯人」より 著者:坂口安吾
ラフラと床についてしまった。そこで貞女花子夫人が立腹して、並木先生の立入り禁止を発令し、よそから医者をよんだのだ。 この報告がてら、光一は三先生を訪れて、真実....
織田信長」より 著者:坂口安吾
べからざる、その利用価値を見ぬいてはいた。然し、綸旨の名による体のよい借用状、徴発令に、現実の大きな実力がないことは分明である。それによって信長は、ともかく天下....
安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
た。「俗に云う孝子と養老の滝が酒になったという話はツクリゴトで、これが養老改元の発令された真相なのであります。 信濃と美濃へ遷都だとか行幸という目的は、実はそ....
明日は天気になれ」より 著者:坂口安吾
ラフラと有馬温泉へ保養に行き、鬱々たる十数日の物思いのアゲク突如として朝鮮征伐を発令したのである。 この命令は、当時においても秀吉の発狂の産物だと世人にもっぱ....
エリザベスとエセックス」より 著者:片岡鉄兵
わたって行なおうという議が持ち上がったとき、女王はその祝祭はロンドンに限るように発令した。聖ポウル寺院で説教が行なわれ、エセックスが、古代のもっとも偉大な英雄た....
四つの都」より 著者:織田作之助
上りの感じ。 初枝「南方へいらっしゃる日は決まりまして……?」 清子「間もなく、発令があると思うんだけど……初枝さんのお見合い、明日でしょう?」 初枝「あら、ど....