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発会
「発会〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
発会の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「土曜夫人」より 著者:織田作之助
? 何よ、それ。――京都にいるなら、リベラル・クラブへ一緒に行ってよ。今晩五時、
発会式よ」 「どうぞ、御自由に」 「あら。一人じゃ行けないわ。会員は同伴、アベッ....
「私の個人主義」より 著者:夏目漱石
あったのですが、まあ入っても差支なかろうという主意から入会しました。ところがその
発会式が広い講堂で行なわれた時に、何かの機《はずみ》でしたろう、一人の会員が壇上....
「気狂い機関車」より 著者:大阪圭吉
一 日本犯罪研究会
発会式の席上で、数日前に偶然にも懇意になったM警察署の内木司法主任から、不思議な....
「惜別」より 著者:太宰治
は考えたい。何も私たちのこまかいおせっかいなど要らぬ事です。数年前、東亜同文会の
発会式が、東京の万世倶楽部で挙げられて、これは私も人から聞いた話ですが、その時、....
「上海の渋面」より 著者:豊島与志雄
甚だしいため、新たに国民党系の人々によって文芸界救亡協会というのが結成され、その
発会式には両派の激しい抗争があったそうであるが、それらの人々も今は求むる術がない....
「光り合ういのち」より 著者:倉田百三
運動家を通して生徒を馴致しようとする一種のポリシイをも含んだものであったらしい。
発会式の時運動家の連中が幅を利かして演説した。私は何となしにこの会の、その半官半....
「幕末維新懐古談」より 著者:高村光雲
を感じない訳であるが、それが出来なければならない機運となって来ました。この彫工会
発会のことについては私は木彫家のことで関係は薄い。私が当面に立って立ち働いたとい....
「幕末維新懐古談」より 著者:高村光雲
、許可になったので、その年の秋すなわち明治十九年十一月|向両国の貸席|井生村楼で
発会することになった。....
「幕末維新懐古談」より 著者:高村光雲
都合が悪くて出品しませんでしたが、林美雲が一点だけ牙彫の中に混って出品しました。
発会式は非常な景気で諸万からお遣い物などが来て盛大を極め、会合するもの三百人以上....
「幕末維新懐古談」より 著者:高村光雲
ちょうどこの彫工会
発会当時前後は私は西町にいました。 その節、彼の三河屋の老人と心やすくなって三....
「不在地主」より 著者:小林多喜二
が、間を置きながら、ゆっくり七つ打った。 二 「S相互扶助会」
発会式 正面の一段と高いところには「天皇陛下」の写真がかかっていた。 「修養倶....
「まあまあ居士の弁」より 著者:浅沼稲次郎
声がかりで学校当局並びに学生の一部が参加して軍事研究団なるものをつくって、講堂で
発会式を挙げた。そのころ早大内部の学生運動は、文化同盟という形で集結されておった....
「私の履歴書」より 著者:浅沼稲次郎
、早稲田大学の乗馬学生団を中心に右翼学生の手で軍事研究団が組織され、五月十日その
発会式が行われた。『学園を軍閥の手に渡すな』と憤激した学生は続々と会場につめかけ....
「春雪の出羽路の三日」より 著者:喜田貞吉
れて、ここで一夜の御厄介になる。阿部君は史蹟名勝天然紀念物調査委員として、明日の
発会式のために前もって来ておられるのだ。幸い同宿で、旧臘伺い漏らした土地のお話を....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
南京に於ける東亜連盟中国同志会の結成となり、昭和十六年二月一日東亜連盟中国総会の
発会式となった。 日本に於ては昭和十四年秋東亜連盟協会なるもの成立、機関紙「東....