発声映画[語句情報] »
発声映画
「発声映画〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
発声映画の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「映画時代」より 著者:寺田寅彦
きがそれである。彼らを昭和年代の今日に地下より呼び返してそれぞれ無声映画ならびに
発声映画の脚色監督の任に当たらしめたならばどうであろう。おそらく彼らはアメリカ式....
「ドグラ・マグラ」より 著者:夢野久作
当って、同科教授、正木先生が開設されましたる、狂人解放治療場の「天然色、浮出し、
発声映画」と御座います。映写致しまする器械は、最近、九大、医学部に於きまして、眼....
「Liber Studiorum」より 著者:寺田寅彦
のように見えるのが不思議である。 二人ともにあるいは昔からの活動写真、近ごろの
発声映画のファンででもあるかとも考えてみた。そうとでも仮定しなければ他に説明のし....
「ラジオ・モンタージュ」より 著者:寺田寅彦
」のシナリオを発見することができるであろう。もちろんこれらの連句はさらにより多く
発声映画のシナリオとして適切なものであるが、しかし適当に使えばここにいわゆるモン....
「読書の今昔」より 著者:寺田寅彦
の近ごろになって新聞で潜航艇ノーチラスの北極探検に関する記事を読み、パラマウント
発声映画ニュースでその出発の光景を見ることになったわけである。この「海底旅行」や....
「映画の世界像」より 著者:寺田寅彦
の影像の特異性や、フィルムの感光能力の特異性から来るいろいろの問題がある。さらに
発声映画に関して新たに起こって来た多様の興味ある問題もあるであろうが、これらもい....
「映画雑感(Ⅰ)」より 著者:寺田寅彦
(昭和五年十一―十二月、東京帝国大学新聞) 二 「モロッコ」という
発声映画を見た。まず一匹の驢馬が出現する。熱帯の白日に照らされた道路のはるか向こ....
「生ける人形」より 著者:寺田寅彦
てそこに多くの問題が喚起され、またその解決のかぎを投げられるように思われる。特に
発声映画劇と文楽との比較研究はいろいろのおもしろい結果を生むであろうと思われる。....
「映画芸術」より 著者:寺田寅彦
とができればしあわせだと思ったのである。 もう一つ断わっておく必要のあるのは、
発声映画の問題である。始めから
発声映画を取って考えるのと、無声映画時代というもの....
「映画雑感(Ⅳ)」より 著者:寺田寅彦
くできていて、ほんとうに波止場に寄せる潮のにおいをかぐような気持ちを起こさせる。
発声映画の精髄をつかんだものだという気がする。これと同じようなことをドイツ人日本....
「糸車」より 著者:寺田寅彦
うに不思議に感ぜられた。話は脱線するが、最近に見た新発明の方法によると称する有色
発声映画「クカラッチャ」のあの「叫ぶがごとき色彩」などと比べると、昔の手織り縞の....
「思想としての文学」より 著者:戸坂潤
いない。私は要するに単純に面白いから慰安の積りで映画(無論大部分がブルジョア外国
発声映画)を見るのだ。どこが一等面白いかというと興味の中心はどうしても動作にある....
「耳と目」より 著者:寺田寅彦
しまだその方面で幾多のおもしろい新しい試みができるであろうと思われる。 普通の
発声映画の場合には色彩は問題にならない。カメラの目は全色盲だからである。しかし音....
「映画雑感(Ⅵ)」より 著者:寺田寅彦
聞かせる音楽と相待ってかなりな必然性をもって使用されており、これによってこうした
発声映画にのみ固有な特殊の効果を出している。眼前を過ぎる幻像を悲痛のために強直し....
「教育映画について」より 著者:寺田寅彦
ものであるかをリアライズすることが必要であるかもしれない。 実際もし映画|殊に
発声映画の技術が発達を重ねて行ってその器械がもう少し安くなって一般の使用に便利な....