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発行
「発行〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
発行の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「疑惑」より 著者:芥川竜之介
が倒れたり火事が始ったりしている画があって、そこへ二行に「明治廿四年十一月三十日
発行、十月廿八日震災記聞」と大きく刷ってあるのでございます。それを見た時、私は急....
「文放古」より 著者:芥川竜之介
なければならぬ。『六の宮の姫君』は短篇集『春服《しゅんぷく》』に収められている。
発行|書肆《しょし》は東京|春陽堂《しゅんようどう》である)作者はその短篇の中に....
「十円札」より 著者:芥川竜之介
は一月《ひとつき》ばかり前に寄稿を依頼する長手紙をよこした。しかしこの雑誌社から
発行する雑誌に憎悪《ぞうお》と侮蔑《ぶべつ》とを感じていた彼は未だにその依頼に取....
「路上」より 著者:芥川竜之介
言うのは、四五人の文科の学生が「芸術の為の芸術」を標榜《ひょうぼう》して、この頃
発行し始めた同人雑誌の名前である。その連中の主催する音楽会が近々|築地《つきじ》....
「或る女」より 著者:有島武郎
てもみたり、旅僧のような放浪生活も送ったり、妻を持ち子を成し、酒にふけり、雑誌の
発行も企てた。そしてそのすべてに一々不満を感ずるばかりだった。そして葉子が久しぶ....
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
系統(第一二図)を一つの仮説として構成した。この説を記述した著書は彼の死んだ年に
発行されている。死んだおかげで彼は彼の熱心な信奉者ジョルダノ・ブルノ(Giord....
「明治十年前後」より 著者:淡島寒月
なぞは、大いに世を動かしたものであった。 内田魯庵君の著『きのふけふ』(博文館
発行)の中に、この頃の私のことは書いてあるから、私の口から申すのはこれくらいで差....
「幸福のうわおいぐつ」より 著者:アンデルセンハンス・クリスチャン
んがもっていきかけた大きな紙をみて、ほんのおせじにききました。 *コペンハーゲン
発行の夕刊新聞。一八〇五―四三。 お上さんは、なにを客がいうのだかわかりません....
「阿Q正伝」より 著者:井上紅梅
しい人でも遂に返答が出来なかった。しかし結論から言えば、陳獨秀が雑誌「新青年」を
発行して羅馬字を提唱したので国粋が亡びて考えようが無くなったんだ。そこでわたしの....
「島木赤彦氏」より 著者:芥川竜之介
東京駅前の花月である。それから又斎藤さんと割り合にすいた省線電車に乗り、アララギ
発行所へ出かけることにした。僕はその電車の中にどこか支那の少女に近い、如何にも華....
「妖怪学一斑」より 著者:井上円了
した。(大笑) それから私はなお、これに類似したものを収集せんがため、その暦の
発行所の番地を記し、その後ロンドンに至りその家をたずねましたところが、極めて片隅....
「欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
西洋には近年大いに東洋学を研究すること流行し、これに関する書類、諸方において
発行するに至る。今、ロンドントリビュナー書肆のみにて
発行せるものを挙ぐるに(一昨....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
を奏して敬意を表せしむるは、愛国心を養成する新奇の考案なるを感ぜり。これより雑誌
発行所に至り、最新式の印刷器械を一覧して帰舎す。 十一日、快晴。午前、視学官長....
「私の履歴書」より 著者:浅沼稲次郎
す」という文句を綱領として、池袋の北沢教授宅の隣りに本部を置き、雑誌“建設者”を
発行、盛んに活動した。 池袋の本部合宿所は“大正の梁山泊”ともいうべきもので、....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
に第一次欧州大戦の勝利はクラウゼウィッツの排撃派に勢いを与えたようで、一九二三年
発行カモン将軍の『ナポレオンの戦争方式』には「一八七〇年以後は普軍に倣う風盛んで....