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「発行者〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

発行者の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
一円本流行の害毒と其裏面談」より 著者:宮武外骨
本 昭和三年十一月一日形式発行 一円本流行の害毒と其裏面談 定価金十銭也 著述者発行者印刷者兼全責任者 東京市本郷区向ヶ丘弥生町二番地 東京帝国大学 明治新聞雑....
後世への最大遺物」より 著者:内村鑑三
る序言 一篇のキリスト教的演説、別にこれを一書となすの必要なしと思いしも、前発行者の勧告により、印刷に附して世に公《おおやけ》にせしに、すでに数千部を出《い....
骨董」より 著者:幸田露伴
た。換言すれば骨董は一種の不換紙幣のようなものになったので、そしてその不換紙幣の発行者は利休という訳になったようなものである。西郷が出したり大隈が出したりした不....
五ヵ年計画とソヴェトの芸術」より 著者:宮本百合子
もっている文化の発展過程を知っていない。よしんば工場委員会の文化部員や、工場新聞発行者たちに説明されたにしろ、急ごしらえに大衆の要求を発見し、それを現実にまとめ....
現代日本の思想対立」より 著者:戸坂潤
ぬ。 またウッカリ「文書図書を出版または頒布」しても同様だ。さらにこの出版物に発行者の氏名住所がなかったり誤っていたり、出版法や新聞紙法による納本をしなかった....
鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
って、それが発達して今日の大家となっているものも少くないようだ。この事はこの文庫発行者の山県悌三郎《やまがたていざぶろう》氏の功といってよい。 二十七、八年に....
「鎌と鎚」工場の文学研究会」より 著者:宮本百合子
んだ。タワーリシチ! 一般の自発力《イニチアチーブ》をひき出すことだ。壁新聞を、発行者たちの独専にしてはいけない。壁新聞を通じ、工場新聞を通じて、一般大衆の日常....
死刑囚最後の日」より 著者:豊島与志雄
にじんでいるかを、彼女へ知らせなければならない。 四七 予が経歴発行者曰――ここに該当する原稿を探したが、まだ見出せない。おそらく、次の記事が示....
巴里の唄うたい」より 著者:岡本かの子
。彼等は時々サン・ドニの門の裏町のキャフェに寄る。そこへははやり唄の作者や唄本の発行者も集って来て本の取引かたがた町のはやり唄に対する気受の具合を話し合う。それ....
入院患者」より 著者:ドイルアーサー・コナン
の仕事について、そんなお言葉をきいたのは始めてです」 彼は云った。 「私の本の発行者は、その売行きが悪いと言って、すっかり私の勇気をくじいてしまいました。――....
経済学及び課税の諸原理」より 著者:吉田秀夫
の発行は何らかの制限と統制との下にあるべきである。そしてその目的のためには、紙幣発行者をして、その銀行券を地金で支払う義務に服せしめるのが、最もよいように思われ....
人口論」より 著者:マルサストマス・ロバート
ことは出来ないが、しかし地方銀行についてはその紙幣が流通界で不必要となれば直ちに発行者のところへ戻っていくのであり、従って英蘭《イングランド》銀行の紙幣が増加し....
漱石氏と私」より 著者:高浜虚子
人に有之、実は今回の挙なども新派勢力扶植のための計画に候。左すれば『ほととぎす』発行者などは大に声援引き立ててやる義理も有之べきかと存候。かつ九州地方は新派の勢....
明治演劇年表」より 著者:岡本綺堂
日、三木竹二死す、四十二歳。森鴎外博士の弟にて、医学士、劇評家。雑誌『歌舞伎』の発行者なり。 ○一月、明治座は左団次帰朝後の第一回興行として開場。諸事を改良して....
書物を愛する道」より 著者:柳田国男
ても決して数が足りないのではない。寧ろ多過ぎるが為に選択に均衡を期し難く、個々の発行者としては縁故ある著者に偏するの嫌いあり、殊に店で散々売り涸らしたものを、廃....