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発言
「発言〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
発言の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「或る女」より 著者:有島武郎
、顔色をなおしながら、事務長をそっちのけにした態度で、葉子に対しては自分が第一の
発言権を持っているといわんばかりに、いろいろと話し出した。事務長はしばらく風向き....
「星座」より 著者:有島武郎
人といっても園だけは何んにもいわなかった。ガンベがいった。
「一番資格のない俺の
発言を尊重しろ。人見の奴は口を拭《ぬぐ》っていやがるが貴様は偽善者だからなあ。柿....
「義血侠血」より 著者:泉鏡花
その前面《むかい》にいて、 「憎々しく落ち着いてるじゃありませんかね」 最初の
発言者《はつごんしゃ》はますます堪えかねて、 「ときに皆さん、あのとおり御者も骨....
「耽溺」より 著者:岩野泡鳴
に抱きついてやりたいほどであった。 「もう、御免よ」吉弥は初めて年増にふさわしい
発言をして自分自身の膳にもどり、猪口を拾って、 「おッ母さん一杯お駄賃に頂戴よ」....
「海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
に同様の原子爆弾の創製に成功するか、またはその防禦手段を発見し得ざるかぎり、対米
発言力は急速に低下し、究極に於いて日本と同じ地位にまで転落するであろう。 原子....
「鞄らしくない鞄」より 著者:海野十三
。川北老が代表者となって折衝《せっしょう》の任に就《つ》くものと見えた。果然彼は
発言した。 「とりあえずわしら留守番の者が相談ぶったんですが、その大金はお預りし....
「怪星ガン」より 著者:海野十三
ついて、くわしく話をしてもらおう。ポオ君、おちついて話したまえ」 と、助教授に
発言をうながした。 待っていましたとばかり、助教授の長身が席からぬっくと立ちあ....
「恐竜島」より 著者:海野十三
場所なんだか、調べてみたらどうですか」 ポチをだきしめている玉太郎が、このとき
発言した。 「うん。それは考えないでもなかったが、ちょっとは、できないね」 と....
「火星探険」より 著者:海野十三
ていった。 会がいよいよ終りに近づいたとき、デニー老博士が立上った。そして重大
発言をしたのであった。 「さて諸君。諸君の美しい協力と、不撓不屈の努力とによって....
「宇宙尖兵」より 著者:海野十三
ょう。X宇宙族を目前に見た国民はきっと沸きあがるでしょうから、反対者はもう下手な
発言が出来なくなるのです」 「今ワグナーさんから伺ったところによれば、本艇の成功....
「英本土上陸作戦の前夜」より 著者:海野十三
「あなた。さっきの防空壕のこともあるんですから、あまりあたしたちにとって不利な
発言は、なさらないようにね」 「不利な
発言? おれがいま駅員と話をしたことが、そ....
「瘤」より 著者:犬田卯
田辺定雄は少しも意外ではなかったのである。何となれば彼はうかうかしていると何らの
発言する機会も与えられず、肝心の予算案を、そのまま通されてしまうらしい気配を感じ....
「妖怪報告」より 著者:井上円了
り起こるならんか。もししからざれば、新聞にてちょっと承りしが、不思議研究会にて御
発言の節、御説明願いたく候なり。草々不備。 ○ 左に、茨城....
「三十年前の島田沼南」より 著者:内田魯庵
ど始末の悪いものはない。談ずる処は多くは実務に縁の遠い無用の空想であって、シカモ
発言したら※々として尽きないから対手になっていたら際限がない。沼南のような多忙な....
「浅沼稲次郎の三つの代表的演説」より 著者:浅沼稲次郎
第四次内閣と、数え来れば枚挙にいとまがございません。本国会においても、国会無視の
発言をなしてこれを取消し、本会議、委員会にはほとんど出席せず、国民の代表とともに....