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発駕
「発駕〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
発駕の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
の準備をしようとする一橋慶喜の通行筋はやはりこの木曾街道で、旧暦十月八日に江戸|
発駕という日取りの通知まで来ているころだった。道橋の見分に、宿割に、その方の役人....
「元禄十三年」より 著者:林不忘
しら》の内。御返答につき、公家衆地下一統出仕。おいとま仰せ出ださる。一同拝領物。
発駕《はつが》之日、御馳走大名お届け登城――。」 おや! と思いながら、 「も....
「新撰組」より 著者:服部之総
えって公儀の御苦労にも及んでは恐入奉《おそれいりたてまつ》るので、万一このまま御
発駕になるのでしたらわれわれ一統に離散仰せつけられたい、と鬱ぼつたる語気をみなぎ....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
を限り、女房には、 阿野廉子、権大納言ノ局、小宰相の三人を添えまいらすこと。 ご
発駕、三月七日。以上 「…………」 高氏は自分だけに聞かされているように、慎ん....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
は忙しげな物音だった。 道誉もはや起き出し、 「みな心得ておけよ。隠岐遷幸のご
発駕はいよいよ明日だぞ。あすの巳の刻(午前十時)六波羅を立つ」 広縁から庭へ向....