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登別
「登別〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
登別の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「海に生くる人々」より 著者:葉山嘉樹
放しようとして、それぞれ準備に忙しかった。 船長は、室蘭から少し内地へはいった
登別《のぼりべつ》という温泉地へ、室蘭|碇泊《ていはく》中は必ず泊まり込んでいた....
「札幌まで」より 著者:寺田寅彦
の水に溶かしでもしたら彼の円山の緋鶏頭の色に似た色になるであろうか。 定山渓も
登別もどこも見ず、アイヌにも熊にも逢わないで帰って来た。函館から札幌までは赤※の....
「或る男の手記」より 著者:豊島与志雄
前のことではない。今年の六月、一寸した用件のついでに、北海道を暫く旅して廻って、
登別の温泉に泊った時、髪の結い方から服装から言葉遣いまで、女中というよりは寧ろ女....
「オシラ神に関する二三の臆説」より 著者:喜田貞吉
は、一本の細い木に簡単な彫刻を施したもので、それに一種のイナオを供してあったが、
登別温泉で会見した平取アイヌの木幡菊蔵、同清一郎兄弟両君の語るところによれば、同....
「生不動」より 著者:橘外男
た。 その時も、大晦日を眼の前に控えた暮の二十五、六日から札幌を発って、有珠、
登別、音威音府、名寄と言った、いずれも深々と雪に埋もれて眠ったような町々ばかり、....
「えぞおばけ列伝」より 著者:作者不詳
黒狐は北海道の西南部では,部落の守護神としてむしろ崇拝されている.温泉で名高い
登別の部落の背後の山に昔えらい黒狐が住んでいて,部落に何かあると,あらかじめ鳴き....
「あの世の入口」より 著者:知里真志保
それだというのもあり、海中の岩礁についている穴であることもある。さいきん調査した
登別のアフンルパ※は、高台の上に人為的に掘った竪穴であった。 この種の洞窟が本....